| 宮古島体験記 (二) |
多良間島伝道宮古島で八重山イエス之御霊教会の伊良皆兄弟に出会った。
兄弟は出身地である多良間島の人々に、福音を伝えたいと願っていて、先生、多良間島にも伝道して下さいと、と頼まれたので、兄弟の案内で、小船で多良間島に渡ったのである。
伊良皆兄弟は何十年ぶりかの訪問である。先ず親戚の家を訪ねて、挨拶廻りを済ませ、宿を決めて、伊良皆兄弟の親戚を中心に、友人、知人達を集めて、『水と霊』との救いについて語り、多くの証しをした。
救われる為には『水と霊』のバプテスマを受けなければならない事を説明して、洗礼を受けたい人は、着替えを準備して、近くの浜に集合する様に話した。
集った人達は40数名であった。先ずこの洗礼式の説明をして、洗礼式が祝福されます様にお祈りした。
先づ、洗礼式に関する聖書の教えを説明している所に、迫害者が現れた。
私に、むかってこら、ヤソ坊主、お前は神様、神様と言うが、神様は何処にいるのか、神様がいるなら、見せて見ろと言うのである。
私もまた、負けずに、よし、見せてやろうと言い切った。
その代わり私が言うとおりにしないと、見る事は出来ないよと言った。彼は見る事が出来るなら、何でもやるといった。それでは、ハレルヤ ハレルヤと、声を出して、ハレルヤを続けなさい。ハレルヤを続けて居る内に、神様はかならず現れますからと言うと、彼は突っ立ったまま、ハレルヤを続けた。
すると、聖霊がどっと降って、彼は砂の上に倒されたのである。
彼は、舌が引き出されて、犬のように舌を出したまま、聖霊の取り扱いを受けて、ひっくり返ったまま、あぶら汗をかきながら、必死に神様と戦っているのである。
私は、神様にお任せして、洗礼を受ける人々に、聖書の説明を続けていた。
神はお許しにはならず、彼はひっくり返ったまま、舌を引き抜かれて、苦しみもがいている。私は彼が何時、神様に降参するのかを見ながら、聖書の説明を続けていた。
彼は、とうとう神様に降参して、私に手を合わせて、助けてくれと、哀願しているのである。会衆の中からも、不安になったのか、心配して、先生詫びているから、許してやってくださいと、お願いするので、目撃している皆に免じて、許してあげようかと言って、どうだ、神様は現れたのかと聞くと、うんうんと頭でうなずいて、手を合わせ、許して下さいと哀願するのであった。
私は、天を仰いで、神様、分ったそうですから、許してやって下さいと言って、彼の頭に手を置くと、彼は起き上がって、涙を流しながら、砂の上に両手をついて、私みたいな者は、皆さんの仲間に入れて頂くわけにはいかないでしょうか、と言うのである。
私は、売り言葉に買い言葉で、貴方みたいな者から、真っ先に洗礼を受けて、今までの罪を許してもらわなければいけないでしょうと言った。
彼は、服を着たままで、真っ先に、バプテスマを受けたが、聖霊に満たされて、それから異言を語らされ、家に帰るまで、聖霊が語らされるまま、異言は止まらなかったのである。
彼は、結核の末期で、顔や足がむくんでいたが、『水と霊』による、バプテスマを受けて、全き救いに与り、完全に癒されたのである。
彼は悔い改めて、イエス様の熱心な証人となり、イエス・キリストは真の神であり、救い主であると語り、信仰する様に、家々を廻って、自分に成された事を証して、熱心な信者となったのであった。
多良間島の信者達は、ヤギを2頭もつぶして、私達の労をねぎらい、ご馳走して、感謝を表していたのである。多良間島にも45名の信者が出来、その中には、島の霊媒者も来て、洗礼を受けて救われたのである。私達は島を離れるに際して、集会の責任者を立て、安息日の礼拝を守る様に教えて、また来る事を約束し、第一回目の多良間島伝道の旅を終えたのである。
その後、訪問する度に多くの病める病人に、神癒祈祷を行い、癒される者も増え、『水と霊』のバプテスマを受けて、救われる信者が増し加えられた。
愛する兄弟姉妹達を、イエス・キリストの恵みと、お導きに委ねて、主の御祝福を祈り、多良間島に別れを告げたのである。
そのあとの事は、宮古イエス之御霊教会の町田宗治牧師に、多良間島の伝道の全てを委ねたのであった。