| 世界伝道体験記 −海外編− |
南米伝道からアメリカ伝道へ 南米ブラジルを出発する時には、S牧師と、サンパウロ市在住の兄弟姉妹たちが、船の客室まで見送りに来て、にぎやかになった。本船は間もなく出港する事となり、兄弟姉妹は別れを告げて、みな下船した。各自は桟橋で、テープを持って、ハレルヤ、ハレルヤ、と、テープが切れるまで、盛んに手を振っていた。
ブラジル丸は、ブラジルの、サントス港の桟橋を離れて、南米最後の大西洋の航海へと出港したのである。それから一路パナマ運河へ向けて、コースをとった。
大西洋も、アメリカ伝道を祝福するかの様に、カモメ達が盛んに舞いを見せてくれた。来る日も、来る日も、大海原にカモメ達の舞を楽しみながら、パナマ運河を目指して航行したのである。大型の船も通過出来るのが不思議であるが、どんな仕掛けになっているのか?毎日近づいて来るのが楽しみで、通過する時の事を思うと、心踊る思いであった。
いよいよ、パナマ運河に到着した。生まれて初めての経験である。大西洋から、1日で太平洋に出る事ができるのだ。神の国の福音を宣べ伝える旅は、いつも不思議の連続であるが、パナマ運河を渡るドラマが、目の前に展開されるのだ。
その仕掛けを現実に見るのである。運河はこれから、幾つかの仕切りを、経なければならないが事がわかった。
運河を通過するには、移民船に乗ったままで、本船の長さ程の仕切り枠を、次、次に渡っていくのであるが、目の前にある仕切り枠を、太平洋の海面の高さまで、海水を入れて、目の前の枠を一つずつ開き、船を進めて行くのである。
南米伝道では、ブラジルと、アルゼンチンを、三度も巡回伝道をした後に、今度は大西洋から、パナマ運河を通過して、再び太平洋を航海する。これで、地球を一廻りする事になるのである。
大西洋の航海では、最後にメキシコ領の港に寄港したが、その港はティファナと言った。アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンデーゴ市から、日帰りできる直ぐ隣のメキシコ領である。積荷は、日本への綿を積んでいた。その為の寄港であった。停泊は一日だけだったが、メキシコ領にも寄港できて楽しい滞在であった。アメリカに真の福音南米の伝道中、日本への帰国の途中に、神は二度も、アメリカ合衆国、ロサンゼルスと、ハワイにも、福音を伝える様に神から示された。
使徒パウロが、実際、わたしの兄弟、肉による同族のためなら、わたしのこの身がのろわれて、キリストから離されてもいとわない。(ロマ書第9章3節)と書いている。
また、(ロマ書第11章13節)そこでわたしは、あなたが¥た異邦人に言う。
わたし自身は異邦人の使徒なのであるから、わたしの務を光栄とし、(14節)どうにかしてわたしの骨肉を奮起させ、彼らの幾人かを救おうと願っている。
(15節)もし彼らの捨てられたことが世の和解となったとすれば、彼らの受けいれられることは、死人の中から生き返ることではないか。と使徒パウロはあえて、書いているのである。
長い航海を終えて、やっと、カリフォルニア州のロングビーチ港に、移民船は入港した。
ブラジル丸は、この港で、大西洋の長い航海を終えたのである。これからは、太平洋の航海になるが、後は日本に帰るだけである。
定められた任地で、「水と霊」との神の国、建設のために、真の福音を宣べ伝えて、開拓しなければならない。初めてアメリカ大陸に上陸するので、イエス様が、どの様に導かれるのか、すべてを主に委ねる事が最善であると教えられる。
ロングビーチ港に、船客の出迎えのために来た人に、ロサンゼルス市内にキリスト教関係者の経営する、ホテルか、宿屋はないかと尋ねると、有ると、教えてくれた。そこまで一緒に乗せてもらえないか頼むと、良いと言われたので、荷物を車に積んで、宿屋の前まで乗せてもらう事にした。
私は、神が二度もお示しになったこの地に上陸して、天から示された、使命を果たさなければならない。
南米と北米に真の福音を伝えて、「水と霊」との、全き救いに、選ばれた人々を導くことは、神の御心であり、ご計画である。ロサンゼルスと、ハワイが指定された事も、考えて見れば、我ら日本人同胞を如何に、愛しておられるか、有難い神のご慈愛であると感謝している。ロサンゼルスの宿舎に入る宿屋の前で車を降りて、宿屋のご主人に宿泊を申し込むと、ふたつ返事で、良いですと言われた。南米伝道から、日本に帰る途中ですがと、名刺を差し出して自己紹介をした。暫く滞在したいと言うと、どうぞゆっくり旅の疲れを癒して下さいと、言われたので、旅装を解いた。
宿屋のご主人が、実は今晩私の教会で祈祷会がありますので、南米伝道の証などを聞かせて下さいませんか?と言われるので、良いですと答えた。
主エス様は、アメリカに上陸した日に、早速御用を御せになったのである。
ご主人の自家用車で、教会に案内されて、会堂に入ると、すでに10数名の信者さんたちが集まっていた。宿のご主人が私を紹介すると、信者はみんな、拍手して歓迎してくれた。
南米伝道は6年間でした。2年目に、アルゼンチン伝道が示されて、3往復巡回伝道をしました。ブラジルの2年で、二州三か所に教会を設立し、アマゾンの上流まで、移民団を護衛し、その帰りに、多数の人が『水と霊』とのバプテスマを受け、救いに入り、教会を設立した。
奥地でも、多数の信者が起こり、死んだ金魚を生かし、洗礼中に絶命したご婦人を生き返らせた。
サンパウロ市で、1日に洗礼を受ける人が90名もあり、教会を設立した。サンパウロ州では、2か所に教会を設立した。
『水と霊』との救いには、当然、奇跡、しるし、不思議は、真の福音に伴う、証である。
(使徒行伝第2章38節〜43節)(マルコ伝第16章20節)と書いてある。(南米伝道の詳細はブラジル伝道編を参照して下さい。)アメリカ伝道アメリカ移住の先輩方への表敬訪問をしてまわった。3日程してから、今日は、結婚御礼の親戚友人の集まりがあるから、先生も来ませんか?とさそわれて、行くと、すぐ隣に座っている方が、先生は今どこに泊まっておられるのですか?と言われたので、宿泊している所を話すと、先生がそんな所に居てはいけません。明日お迎えに来ますから、直ぐ出れる様に、準備しておいて下さいと言われた。
言われた通りに待って居ると、迎えに来てくれたので、宿のご主人には訳を話して、お礼を言い、宿を出た。迎えに来て下さったかたは、沖縄出身の新里さんと言う方で、部屋があるので、家に来て下さいと言われて、お言葉に従った。
早速、伝道集会の案内をすると、20人近く集まってくれたので、今までに神がなされた証や、体験、神の国の福音を語った。誰でも、『水と霊』とによって新しく生まれなければ、神の国に入る事は出来ない。新しく生まれ変わる事による、バプテスマを受けると、聖霊が神から与えられて、願い求める事には、何でも答えられる。(ヨハネ伝第3章5節)と書いてある。
神の国の福音を語り、洗礼式を行った。
洗礼を受けた人で、風邪をひいて、せきも、熱もあるのに、洗礼を受けると、完全に治っていた。また、長い間、慢性リュウマチが、痛くて苦しんでいた人も、痛みが治った。その他、長い移民生活で、色々な悩みが消えたと言う人々など、不思議だ、不思議だと、イエス様の御名を崇めて感謝感激であった。
第二回目の洗礼式には、更に多くの新しい人々が参加した。
12歳の娘のてんかん病が癒されて、その父親が、実の姉にも勧め、その姉は血圧が高く、糖尿病もあり、産後の肥立ちが悪く、心臓病もあって、その他色々な病気で、悩んでいた。
この女性は、集会の時も、一番前の席に座っていて、神癒祈祷の時には、私が頭に手を置くと同時に、聖霊が降り、そして、霊動が強く、40分ほど異言が止まらなかった。その結果、すべての病気、わずらい等も、即座に癒されたのである。
糖尿病があって、何も食べられない、と言っていたのに、それも忘れて、娘の誕生会に呼ばれて、前に出された料理を全部食べた。そして、自分は何も食べられないはずであったのに、あれだけ食べても、何ともなかった。先生は今日からは、何でも好きな物を食べても良いと言われたが、先生が言った通り、本当に何の異常もなかった、と言って喜んでいた。
それまでは、神棚も造って、日蓮宗を熱心に信じていたが、何の御利益も無かったので、先生にかたづけて貰いましょう、と言って、神棚も全部かたづけてしまった。この姉妹は、本当に来て良かったと感謝していた。
そして、その日には、多くのしるしと、不思議が行われて、「水と霊」との真の福音にともなう奇跡が行われ、主イエスの御名が崇められ、誉め称えられたのである。
アメリカにも『水と霊』との全き救が、定着した事を確信したのである。
また、洗礼式には、多くの男女が、導かれて、イエス・キリストの御名によって、バプテスマをうけて、全き救いに入れられた。(使徒行伝第2章38節〜43節)
アメリカ伝道の第一歩の目的は全うされた事を、イエス様に感謝したのである。
ロサンゼルスで救われた、愛する兄弟姉妹方を中心に、イエス・キリストの体なる、真の教会が建設されて、主イエス・キリストの御名が誉め称えられた。
そして、教会の設立を宣言し、牧師の留守中の、責任者を任命した。
安息日の礼拝を守る様に、指導して教会を委ね、私がアメリカに戻って来るまで、みんなで、礼拝を守る様に申し伝えたのである。
南米伝道については、「世界伝道体験記−海外編のブラジル、アルゼンチン」を参照して下さい。