世界伝道への道



世界伝道-モーリシャス島より
南アフリカのダーバン
チチャレンカ号は、南アフリカの「ダーバン」に寄港した。
ダーバンは、イギリスの植民地であったが、イギリスから独立したのである。本船が寄港した時には、黒人たちが暴動を起こしていて、上陸禁止だと言われたので、船客は暴動を恐れて誰も上陸しなかったが、私はカメラと三脚を持って一人で上陸した。そして、まず一番高い所にタクシーを走らせた。

緊急の時は、高い所から街の全景をカメラに収めることが一番良い。
見晴らしの良い高いところは、この街の大学であった。私は大学の屋上にあがって、街の全景をカメラに収めた。

話では聞いていたが、ダーバンは人種差別がひどい所で、暴動が起るのも無理は無いかと思ったのである。
この国の有色人種に対する偏見と、人種差別は想像以上であった。
白人の徹底した優越感と、黒人に対する偏見と差別は極端で、公園でも、座るベンチも完全に色分けして、徹底的に別べつだと聞いた。また、教会や、学校でも、商店やス−パーでも、黒人と白人とは、完全に分かれていると聞いた。

イギリス植民地時代の発展ぶりは、住宅建築などにもはっきり現れている。
白人の住宅は、文化的な近代建築様式であるのに対して、アフリカ人の住まいなどは、時代遅れのままで貧しい住宅である。住宅その他の近代建築など、その実態を見学しながら商店街まで降りて来た。途中でスーパーに入り、買い物をしながら色々と人種差別のことを聞かされたのである。

船に帰るまでには、夕方になっており、街の暴動も起っていると言うので、油断は出来なかった。
何も起らなかった事を知ると、翌日からは乗客達も安心して上陸しだしたのであった。

ダーバンでの滞在は5日間であったが、その間何度も上陸して街を見学した。危険な事は起らず、本船は荷役を終えてダーバンを出港して、次の寄港地ポートエリザベスに向けて出港した。
ポートエリザベスへ

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